マッキー牧元「老舗フランス料理店の底力」

『クレッセント』のホームページより

スイスの伝説的三ツ星レストランで修業したシェフ

2012年の東京フレンチ界のトレンドは、一番安いコースの価格が1人1万5000円以上という高級な店が立て続けに4軒もできたことだった。景気と逆行する動向を心配する声もあったが、4軒ともいまだ好調である。

フランス料理は高級輸入車に似ているのかもしれない。輸入車の購入傾向にある人のシェアは、自動車購入層の中で8%くらいであるとされているが、景気の動向にはほぼ関係していないとされる。

もともとフランス料理が好きな富裕層はそれに似ていて、景気や世の中のムードとは関係なくレストランに出かけ、幸せな時を過ごすことが最上の消費なのだろう。私の周りにもそうしたフランス料理好きの方が多くいらっしゃる。

そうした人たちに支えられてきたのが、芝公園の『クレッセント』だ。創業55年となる老舗格のフランス料理店である。これだけの歴史を持つ、フレンチレストランはホテルをのぞけば皆無である。

1968年、後記ビクトリア王朝風に館を建て替え、地下2階、地上5階という堂々たる建物が誕生し、今もなお健在だ。地下1階がバー、1階はウェイティングルームとレセプション、2階と3階が客席となっており、個室は計6部屋もある。もともとは美術商が営んでいただけあり、調度品も絵画も一級品でゆったりと作られている。そこには、時を経た一流品だけが持つ、ゆるぎない風格がある。

シェフは、スイスにあった伝説的三ッ星レストラン、『ジラルデ』で修行なさった磯谷卓氏である。・・・・・・

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