猛暑が続いている。食欲もわかない。そんな気分の日は、フルーツパーラーに出かけてはいかがだろう。
えっ、男が?女性ばかりじゃないの?と思って、引いてしまう男性読者は多かろう。事実、午後のフルーツパーラーは女性天国である。男性の姿は見かけない。しかし朝一番に行けば、客が少なく、清々しい気分で過ごすことができるのだ。
その上、朝の果物は金である。前夜はできれば8時までに食べ終え、常温の水を500ccほど飲む。翌日、朝一番でフルーツパーラーに行って果物を食べる。このプチ断食が腸にいい。果物は、豊富に含まれる酵素の働きで、自然に消化吸収されていくので、腸の負担が最小限で済み、含まれるビタミンやミネラル、食物繊維が、これからの一日の消化、吸収、排泄を手助けしてくれるからだ。
なかには、家でもいいんじゃないの?と言う方もいるだろう。確かにそうだ。しかしフルーツパーラーは、プロがそのプライドにかけて、長年の流通ルートから最高品質の旬の果物を用意している。家で食べるよりも多少高価だが、客の少ない清潔な店内で食べる果物は、非日常感があり、栄養的効果とともに、清々しさと気分転換を呼んで、脳をリフレッシュさせる精神的効果もあるのである。
実際に、僕も原稿に煮詰まると、午前のフルーツパーラーに行き、そこで数多くの助けを受けた経験がある。
では何を食べるかだが、先の栄養的断食を考えると、フルーツパフェやサンドイッチではなく、カットフルーツだ。今の時期ならスイカである。・・・・・・
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