[アイランドリーグ]
高知・定岡智秋監督「選手との個人面談でドラフト指名へ」

スポーツコミュニケーションズ

井川は自慢の直球を生かす投球を

 後期は優勝を目指すことはもちろん、個々人にとってもドラフト指名への最終アピールをする重要な時期となります。今季から高知では各選手ごとに「育成シート」を作成し、指導に生かしています。前期を終えて、もう一度、各選手の課題と目標を明確にすべく、個人面談を実施しているところです。

今季の井川は4勝6敗と勝ち星には恵まれていないが、防御率は2.33と安定。

 面談は選手自身に自己分析を事前に書いてもらい、それに基づいて監督、コーチが評価をし、話をします。たとえば井川とは、同じ横手投げで前期MVPに輝いた香川の又吉克樹との比較が話題になりました。ストレートの速さなら井川は又吉より上です。奪三振も井川が上回っています。しかし、又吉がリーグトップの防御率を誇り(1.49)、スカウトの評価も高いのはなぜでしょう。

 その要因のひとつは、井川は武器であるストレートを生かし切れていないからです。又吉は球速こそ井川より落ちるものの、キレのあるストレートで打者をしっかり抑えています。一方、井川の場合、最後はスライダーで仕留めるパターンが7割以上。これではスカウトもストレートで本当にバッターを牛耳れるのか判断がつきません。

 ストレートはどんなピッチャーにおいても基本となるボールです。やはり、このリーグでは7割くらいはストレートで三振がとれるレベルにならないと、注目度は高まらないでしょう。誤解をしてほしくないのですが、これは「ストレートだけを投げろ」と言っているわけではありません。ストレートを効果的に見せるために、変化球をいかに使うか。それを含めて井川には考えてピッチングをすることが後期のテーマとなります。

 野手では中軸の河田直人がようやく実力を発揮してきましたね。1年目からクリーンアップを任せて他球団からマークされたため、なかなか結果が伴わなかったものの、個人的には全く心配はしていませんでした。弘田澄男総合コーチの下、バットが最短距離で出るように練習した成果も出ているようです。

現状の河田は打率.249、4本塁打。

 5月の阪神との交流試合で藤浪晋太郎からタイムリー二塁打を放ち、先のフューチャーズ3連戦では13打数7安打の大当たりでした。NPB相手に成績を残し、スカウトの評価は高まっています。河田にとっての最大の魅力は一発長打。外野手ですからバッティングでも飛び抜けたものをみせることが求められます。ぜひシーズンを終えて、3割、10本塁打以上の数字が残せるよう、上を見据えて頑張ってほしいです。

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