[ボクシング]
近藤隆夫「8.25村田諒太vs.柴田明雄、勇気あるマッチメイクに拍手!」

スポーツコミュニケーションズ

柴田の下克上なるか

 この一戦、表から見れば、「プロ村田のお披露目」だが、逆側から見ると「柴田の下剋上」なのである。プロのリングは初めてでプレッシャーのかかる村田に対して、経験豊富な王者ながら、見方によっては「噛ませ犬」に指名されたとも言える柴田のモチベーションは高まるばかりのように思う。

「やってやる!」との気持ちは、主役の村田を上回っているはずだ。メンタル的には柴田が優位ではないだろうか。ここ一番の集中力で自分の展開に持ち込めたならば、柴田にも勝機は十分にある。いずれが勝つにせよ、名勝負の予感あり。まずは勇気あるマッチメイクに拍手を送りたい。

近藤隆夫(こんどう・たかお)プロフィール>
1967年1月26日、三重県松阪市出身。上智大学文学部在学中から専門誌の記者となる。タイ・インド他アジア諸国を1年余り放浪した後に格闘技専門誌を はじめスポーツ誌の編集長を歴任。91年から2年間、米国で生活。帰国後にスポーツジャーナリストとして独立。格闘技をはじめ野球、バスケットボール、自転車競技等々、幅広いフィールドで精力的に取材・執筆活動を展開する。テレビ、ラジオ等のスポーツ番組でもコメンテーターとして活躍中。著書には『グレイシー一族の真実~すべては敬愛するエリオのために~』(文春文庫PLUS)『情熱のサイドスロー~小林繁物語~』(竹書房)『キミはもっと速く走れる!』 (汐文社)ほか。
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