佐々木俊尚「グーグルグラスが火をつけたプライバシー問題をグーグルはどう突破するのか」

〔PHOTO〕gettyimages

視線を向けただけで誰かがわかってしまう

 グーグルグラスのプライバシー問題が、まだ一般発売もされていないのに早くも炎上気味に盛りあがっている。

 批判のポイントは二つ。ひとつは、グーグルグラスはメガネ型デバイスにカメラが内蔵されており、「カメラを構える」という挙動をしなくても、ただ視線を写したい対象へと向けるだけで、自然に撮影できてしまうという点。もうひとつは、そうして撮影した人の顔を顔認識で解析すれば、その人が誰なのかを勝手に読み取ることができるようになってしまうという点だ。

 知らない人が勝手に自分の写真を撮影し、しかもどこのだれなのかという情報を、フェイスブックの画像などで検索されて調べられてしまう。このようなことが可能になるのは不快だと思う人は多いだろう。グーグルの側も、顔認識アプリについてはサードパーティー製のものも含めて認めない方針を明らかにし、「適切なプライバシー保護機能を持たないアプリは許可しない」とコメントしている。

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