マッキー牧元『高騰が続く鰻をいつ食べるべきか?――今でしょう!』

〔PHOTO〕gettyimages

 鰻の高騰が止らない。鰻の稚魚の価格は、去年のキロあたり約210万円に対し、今年は260~270万円、9年前10倍というとんでもない価格となった。つまり稚魚1kgが、金570g相当になるというワケで、もはや庶民の食べ物ではない。

 こうなると先日宮崎で稚魚を不法所持していて捕まった山口組系組員など、犯罪も増えてくる。

 稚魚の減少は、乱獲、密猟、価格操作、非持続的消費システム、資源管理への無策、地球温暖化、日本近海や川の環境汚染、産卵地の南下、海流温度の上昇など、さまざまな理由があるという。

考えて鰻を食べる時代

 中でも産卵地のわずかな南下によって、稚魚が海流に乗れずに死んでしまうことが大きな要因ではないかと推測されている。

 では、われわれにできることはなにか?例えば天然鰻は食べない(といってもかなり高価で、そもそも食べられません。先日某所では、うな重一人前が1万円もしました)。安い鰻を買ってきて食べるより、ちゃんとした鰻屋で食べる。7月22日土用丑の日には食べない(元々平賀源内が宣伝として広めただけで、夏は旬ではなく、またこの日は、供給不足ゆえに質の悪い鰻が高く出回る。一流の店は、土用丑の日は店を休む)――といったささやかではあるが、今後も鰻食文化が続くよう、考えて食べなきゃならない時代となってきた。

 ではいつ食べるか。今である。・・・・・・(以下略)

著者:ポール・クルーグマン、ジョセフ・スティグリッツ、リチャード・ブランソン、ハワード・シュルツ、浜田宏一、田原総一朗、辻野晃一郎、マッキー牧元、佐々木俊尚ほか
定価:1000円(税別)


ノーベル賞受賞経済学者ポール・クルーグマン、同じくジョセフ・スティグリッツ、バージングループ会長リチャード・ブランソン、スターバックス創業者ハワード・シュルツ、さらにはアベノミクスの守護神である浜田宏一イェール大名誉教授、グーグル日本法人元社長・辻野晃一郎、ライフネット生命副社長・岩瀬大輔ら豪華執筆陣の連載コラムとニューヨーク・タイムズの注目記事などで構成されている。企業の最前線で世界に挑むビジネスマン、グローバルな活躍を目指す学生たちに贈るデジタル・ハイクオリティ・マガジンだ。
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