[アイランドリーグ]
香川・伊藤秀範コーチ「頼もしい田村、後藤、酒井の救援陣」

復調の大原が見せたプロの姿勢

 打線では元横浜DeNAの大原淳也が16日の高知戦で2ホームランを放つなど復調してきました。僕もそうでしたが、元NPB選手は独立リーグでは「やって当たり前」という目で見られます。それはやりがいと同時に、時としてプレッシャーを感じるものです。僕の場合は肩を痛めており、思うようなピッチングができずに歯がゆい思いをしました。

 しかし、プロとしての姿を背中で示すこともNPB選手の使命です。大原もなかなか結果が出ず、苦しい思いをしたでしょう。それでも試合に出ている以上は内野の守備でチームに貢献してきました。そして、練習でも手を抜くことなく、しっかり振り込んでスイングを修正し、調子を上げてきました。

 残りは泣いても笑っても4試合。大原が攻撃を引っ張ってくれれば、同じく元NPBの4番・桜井広大までいいつながりができます。ある程度の得点が見込めますから、ピッチャーも早め早めの継投策になっていくでしょう。「トーナメントのつもりで、全員がいつでも投げられるように準備しよう」と選手たちには伝えています。

 ここまで来たら、何が何でも前期優勝をつかみとる。その一心でチーム一丸となって頑張ります。ファンの皆さんの熱い後押しをよろしくお願いします。

※記録、成績は5月17日現在

伊藤秀範(いとう・ひでのり)プロフィール>:香川オリーブガイナーズコーチ
1982年8月22日、神奈川県出身。駒場学園高、ホンダを経て、05年、初年度のアイランドリーグ・香川に入団。140キロ台のストレートにスライダー などの多彩な変化球を交えた投球を武器に、同年、12勝をマークして最多勝に輝く。翌年も11勝をあげてリーグを代表する右腕として活躍し、06年の育成 ドラフトで東京ヤクルトから指名を受ける。ルーキーイヤーの07年には開幕前に支配下登録されると開幕1軍入りも果たした。08年限りで退団し、翌年は BCリーグの新潟アルビレックスBCで12勝をマーク。10年からは香川に復帰し、11年後期より、現役を引退して投手コーチに就任した。NPBでの通算 成績は5試合、0勝1敗、防御率12.86。
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