[アイランドリーグ]
徳島・島田直也監督「ピッチャーは打たれろ!」

スポーツコミュニケーションズ

広島から派遣の小松、実戦で復活へ

 現状、3人目の先発ピッチャーは広島から派遣された小松剛に任せています。ドラフト3位で広島入りした右腕だけあって、ボールの質やコントロールはさすがです。ただ、彼はここ2年、1軍での登板がなく、実戦感覚が鈍っています。どうしてもバッターが打席に立つと、力んで自らバランスを崩してしまうのです。そのため四球がリーグワーストの15個を記録しています。

 実力も実績もあるピッチャーですから、このまま実戦で投げていけば、徐々に力みは消えていくでしょう。気持ちのコントロールができればボールのコントロールもできるはずです。NPB1軍でも勝っているピッチャーだけに考え方はしっかりしており、若い選手たちにいい影響を与えています。小松には早くいい時の状態を取り戻して、シーズン途中の支配下選手復帰を狙ってほしいものです。

 ルーキーの福岡一成、宍戸勇希はまだまだこれからでしょう。宍戸はゴールデンウィーク中の連戦で先発も経験してもらいましたが、4日は4回途中5失点でKO。ランナーを背負ってからの投球に課題が見えましたね。ランナーを気にするあまり、リズムを崩し、ボールが先行したあげく、ストライクを取りに行ったところを痛打される。本人にとっては苦い登板となったはずです。

 ピッチャーは打たれてピッチングを覚える。僕はそう考えています。だからこそ特に若手にはど真ん中でもいいので、どんどんバッターと勝負してほしいのです。ボール、ボールで歩かせていては何のプラスにもなりません。確かに結果は大事ですが、それだけを追い求めていても上のレベルには到達しないものです。

 まず、バッターとしっかり対決をする。抑えれば自信にすればいいですし、打たれれば反省して、どうやって抑えるかを試行錯誤する。その繰り返しなしにピッチングは磨かれません。福岡と宍戸には、今後もいい意味でどんどん打たれてほしいと感じています。