小泉武夫 第1回 「ロンドンのお土産に英国王室御用達"ロイヤルビーンズ"をくださった高円宮殿下の思い出」

島地 勝彦 プロフィール

立木 セオ、シマジみたいにオーバーなことをいうんじゃない。

シマジ セオの人生はどう変わったんだ?

セオ 妻が「あなた、なかなかいい男じゃない」と見直してくれました。

魔法をかけられたセオ編集長
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立木 それはおれが魔法をかけたのよ。

シマジ みなさま、現実のセオの顔と、立木義浩撮影のセオの顔をようく思い出して比べてみてください。

一同 (笑)

セオ それでは、小泉教授、シマジさん、よろしくお願いします。

シマジ みなさまには申し訳ありませんが、小泉さんとわたしはスッポンのモモ肉を焼いた大牢の滋味を堪能してからここにやって参りました。雑誌『マグナカルタ』で連載中の"食の十番勝負"の取材だったんですが、詳しくは6月20日発売の『マグナカルタ Vol.3』をお読みください。

 さて小泉教授、教授とっておきのコーヒー体験をここで披露してくださいませんか。

小泉 わたしは子供のころからコーヒーを飲んでいますが、いちばん驚いたのは、亡くなられた高円宮様からいただいたコーヒーでした。それはロンドンのお土産だったんですが、英国王室御用達のコーヒー豆だそうで、「ロイヤルビーンズ」と書かれてありました。なんでも、冷涼な山間部の室に1年間保管して熟成させたものらしいんです。

 東京農大にコーヒー研究会というものがありまして、そこの人たちに由緒あるコーヒーなどとは一言もいわずに飲んでもらったら、丁寧なレポートを提出してきた者がおりまして、それには「普通の豆より格段に深みがある」とありました。わたしもさすがはロイヤルビーンズだと感嘆して飲んでいたのですが、コーヒーの専門家からもお墨付きをもらったわけです。あれは本当に美味しかった。

 ところで、どうして高円宮様とわたしが親しくなったのかといいますと、宮様はお酒が好きで、とくに吟醸酒が大好きでして、ある時わたしがご進講の役目を預かり面識が出来たのです。それからよくご謦咳に接させていただきました。