最近とくに注目を集めている「ビッグデータ」とは何なのか。
新しい情報革命によって、ビジネスや日常生活はどのように変わるのか。
情報を取られることで、私たちのプライバシーは守れるのか。
グーグルやアマゾン、アップル、フェイスブックなど、強力なプラットフォームを構築する企業に、日本が対抗する術はあるのか……。
新刊『ソーシャルな資本主義 つながりの経営戦略』(日本経済新聞出版社)を上梓し、eガバメントなど公共部門におけるデータ活用の推進も主張する國領二郎さんと、新刊『ビッグデータの覇者たち』を刊行し、シリコンバレー在住で“Tech Mom"として知られるコンサルタントの海部美知さん。
情報(データ)の本質に精通するお二人が、欧米の最新事例を紹介するとともに、ビジネスや公共政策において、データを活用することの意義やそれによって起きる変化について、大いに語り合います。
【出演者プロフィール】
國領二郎(こくりょう・じろう)
慶應義塾大学総合政策学部教授。1982年東京大学経済学部卒業、日本電信電話公社入社、86年ハーバード・ビジネス・スクール留学、92年同経営学博士、93年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授、2000年同教授、03年同大学環境情報学部教授、06年より現職、09年からは総合政策学部長を務める。主な著書に、『
オープン・ネットワーク経営』『
オープン・アーキテクチャ戦略』『
オープン・ソリューション社会の構想』、共編著に『
創発経営のプラットフォーム』などがある。
海部美知(かいふ・みち)
1960年、神奈川県生まれ。一橋大学社会学部卒業、スタンフォード大学MBA取得。本田技研工業、NTTアメリカなどを経て、現在、コンサルティング会社ENOTECH Consulting代表を務める。著書に、『
パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本』(アスキー新書)、ブログに「Tech Mom from Silicon Valley」がある。シリコンバレー在住。