ついに始動したアベノミクス=異次元の金融緩和。株価は1万3000円を超え、為替は1ドル100円をうかがうほどの円安に動き、予想インフレ率は上がり、国債の金利は下落した。カネをジャブジャブに供給すれば日本国債の信任が失われて暴落する(金利が急騰する)という「反リフレ派」のアベノミクス批判はことごとく否定されたのだ。
髙橋、若田部両氏は長年リフレーション政策の採用を訴えてきた論客。『アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる』を上梓した髙橋氏と、『経済学者たちの闘い・増補版』で20年に及ぶリフレ派学者の奮闘を描いた若田部氏による対談で、金融政策の大転換がなぜ景気を回復させるのか、日銀理論がいかに日本経済の再生を阻んできたかを徹底解説。アベノミクスの仕組みと日本経済の今後が、根底から理解できる!
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【内容紹介】
本書初刊からの10年間、日本は経済政策を間違い続けており、その主張はまったく古びていない。誤れる経済政策は政策当事者だけのせいではない。その陰には、経済学者とメディアの敗北がある。アベノミクスは成功するか?書き下ろし「リフレ戦記」43ページを追加。
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【内容紹介】
10年以上も前からインフレ・ターゲット導入によるデフレ退治を主張し、安倍首相の経済ブレーンとして金融政策のアドバイスもしてきた筆者が、世界標準の最新理論と、豊富で具体的な事例・データをもとにアベノミクスが経済を回復させるメカニズムを平易に解説する。俗論・珍説に惑わされないために、財務省や日銀の「情報操作」に躍らされないために、そして日々の経済ニュースを正しく理解するために、必読の一冊。