清原亜希 第1回 「"ピッコログランデ・フレンドシップ"で結ばれたモデルとシマジの間柄」

島地 勝彦 プロフィール

清原 今日はうちから近いので、Tシャツでこようかと思ったのですが、ちょっとこれまでの連載をみせてもらったら、意外にみなさん、きちんとした服装なんですよね。

シマジ わたしは今日は一流モデルと対談するので、お洒落してボウタイをつけてみました。

立木 おまえはカフェ・ド・ジマジのマスターなんだから、それぐらいでちょうどいいよ。

セオ 似合いますね。

清原 そのボウタイもピッコログランデで買ったんですか?

シマジ そうです。わたしがいまはいているガロのアンダーパンツから、このサルバトーレ・ピッコロのシャツ、ボリオリのジャケット、PT01のパンツとサスペンダー、それにハイドロゲンのソックスに至るまで、ぜんぶピッコログランデでみつけたものです。

清原 あそこのショップは本当にセンスの良いものが沢山ありますよね。海外でセレクトしてくる加藤店長ご夫婦のこだわりを感じます。

シマジ 困ったことに旦那の加藤の足のサイズがわたしと同じなんですよ。だから年2回イタリアに買い付けに行っては、こう言うんだよ。「これはシマジさんのために買ってきました。でも気に入らないようでしたら、わたしが履きますから大丈夫です」って。そう言われると、ついつい買ってしまうんですよ。

 さすがにもう、ワードローブもシューズボックスもいっぱいです。

清原 どうしてシマジさんはあのお店にハマったんですか?

シマジ ちょうどサラリーマンの世界から引退して、物書きにでもなろうかな、と考えていた5年前だったかな。何気なく散歩していて、おや、洒落たショーウインドーがあるな、と眺めていたら、珍しいモンクレールのショートパンツが飾ってあったんです。中に入って試着して、気に入ったから買って帰った。

 そして1週間後、またあそこのショーウインドーをのぞいてみたら、同じショートパンツが架かっているではないですか。中に入って「1着しかないと言ったじゃないか」と文句をいったら、「これは大きなサイズでとてもシマジさんは合いません」と言うので、「これをおれにサイズに直してくれないか」と言って、また買ってしまった。

清原 どうしてまた同じショートパンツを買ったんですか?

シマジ 広尾のどこかでモンクレールの大きなロゴがついた同じショートパンツを履いた男と遭遇しそうな恐怖感が襲ってきたんです。

 そんなことがあったら、格好悪いでしょう。ロールスロイス・フレンドシップならいいけれど、モンクレール・ショートパンツ・フレンドシップはちょっといただけない。

清原 それは男のこだわりですか?