永久保存版 週現スペシャル あなたはご存知ですか 大研究 人間、死んだらどうなるのか
古今東西、さまざまなとらえ方のある死後の世界。各界の著名人はいま、死後の世界をどう考えているのだろうか。
「私は、主人が『死後の世界』に行ったとは思いたくありません。まだ亡くなったことを認めたくない気持ちもあるんでしょうね」
'12年6月末に亡くなったタレントの小野ヤスシ(享年72)。「ザ・ドリフターズ」の初期メンバーであり、コミックバンド「ドンキーカルテット」を結成するなどして愛されたが、その妻・芳子さんは遺族の気持ちをこう語った。
「そんな気持ちの裏返しなのか、主人の夢をよく見るんです。すごく臨場感があるので、目覚めてからもはっきり覚えている。恥ずかしい話ですけど、主人が寄り添って、抱きしめてくれる夢なんです。そのときはすごく幸せを感じます」
夢では会話もでき、葬儀を切り盛りしてくれた古くからの友人について「一生懸命やってくださったのよ」と報告すると「分かっているよ」と返事をしたという。
「主人の死後に、お友達が私と結婚する前の女性関係のことを私に話したことがあって、私が少し落ち込んでいたんです。そうしたら夢に出てきて『あいつを叱ってやるからな。余計なことを言いやがって』と怒っていました(笑)」
死後も、残された家族は故人を身近に感じている。
「娘も自分の結婚式に主人が参列する夢を見たというし、スピーチが苦手な息子は告別式で上手にお話ができた。キリスト教式の告別式をしている最中、神父さまが死者の魂は天に召されるとお祈りしたら、ちょうどそのとき地震が起こったんです。私たち家族は顔を見合わせて『パパの合図だ』と言い合った。娘は『パパは絶対に私たちのそばにいる』と言っています」
スピリチュアリストの江原啓之氏は、こう話す。
「亡くなっても世界は生きているときとほとんど変わらないので、死んだ人はまず、戸惑うんですね。
でも次第に、自分の葬儀を見たりして、死を受け入れていきます。そのなかで『生きている間にもっとこうしておけばよかった』などと悔やみ始める人もいる。