医者には患者の死が見えている!でも本当のことは言いません…

医者はこんなときにウソつく
週刊現代 プロフィール

 前出の近藤医師によれば、このように医者の本分を忘れ、命よりもビジネス優先に走ってしまう者も少なくないという。では、信用できない医師を見抜くための方法はないのだろうか。近藤医師に、4つの注目すべきポイントを挙げてもらった。

〇患者の方ではなく、パソコンの画面を見て話す
 患者・病気と真っ向から向き合う気持ちがない。また、ウソをつくと目が泳ぐため、患者と目を合わせない可能性も。
〇他の病院・診療科へのセカンドオピニオンを嫌がる。
 自分の診断の間違いを指摘され、患者が別の医者へ流れてしまうことを恐れている。
〇症状や余命を断定して話す
 がんの進行スピードは千差万別。にもかかわらず断定して言うのは、信用できない証拠。
〇詳しい説明を求めると嫌な顔をする、怒る
 自分の診察力に自信のない可能性大。

 

あと何日生きられるのか

 また、医療知識のない我々が、医師の言葉に翻弄されずとも「本当の病状」を推し測る手立てもある。

「実は、数値や画像より、患者さんの実際の状態の方が的確な余命判断の物差しになるケースが多々あるのです」

 こう語るのは、東邦大学医療センター大森病院・緩和ケアセンターの大津秀一医師だ。

「患者さんの話や見た目はとても大事で、熟練の医者はデータよりも大切にします。画像を見るとそんなに良い状態ではないのに長生きされる方もいますし、逆にデータや画像はそう悪くないのに終末期になる方もいる。だから治療の現場では、データや画像を参考にしながらも、患者さんの今の状態で余命を判断することが多いのです」

 では、どんな「状態」が余命判断の物差しになるのか。都内医大系病院の外科医がチェックポイントを挙げる。

「横たわっている患者が頻繁に足を組み替えたり、ムズムズと動かすようになったら要注意です。これは『クロスレッグサイン』といって、身のおきどころもないくらい体がだるくなっているというサイン。これが現れたら、データには出ていなくても、『亡くなるのが近いな』と感じますね」

 終末期の足のむくみも大事な指標の一つだ。

「がんに伴う両下肢のむくみには薬によってコントロールできるものと、できないものがありますが、できなくなると余命1ヵ月くらいになったなと判断します。腹水のコントロールも同様です」(医療法人社団つくし会理事長・新田國夫医師)

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