[アイランドリーグ]
高知・定岡智秋監督「チーム内の“井端”を探せ」

スポーツコミュニケーションズ

粘りのほしい大石ジュニア

 先頭バッターが出塁し、中軸で還すという理想の得点パターンを成立させるために、欠かせないのが2番の役割です。侍ジャパンで井端弘和(中日)の存在が大きかったように、つなぎ役がいると、相手の嫌がる攻撃もできます。この点に関しては、まだいろいろな選手を起用し、模索している段階です。

 たとえば、あの大石大二郎(現福岡ソフトバンクヘッドコーチ)の息子でもある大石崇晴は機動力が使えます。ただ、まだ守備も打撃も課題は山積です。スローイングは不安定ですし、打席では簡単に三振して返ってくることがあります。攻守に渡って、もっと粘りが出てくれば、ワンランク上の選手に到達できるはずです。

 開幕まで、オープン戦はあと5試合が予定されています。打順やピッチャーの役割分担を最終確定して試合に臨むのは、残り2戦になってからを考えています。それまでは多くの選手にチャンスを与え、アピールしてもらうつもりです。

 ケガ人がいないこともあり、投手、野手ともにチーム内のポジション争いは激しくなっています。選手たちは目の色を変えて練習に取り組んでおり、非常にいい雰囲気です。シーズンが始まれば、いろいろなことがあるでしょうが、ぜひ、どの選手を使えばよいか、うれしい悲鳴が続いてくれることを期待しています。

 昨季は四国に来てから最悪と言っていい1年でした。今季は昨年以上に手応えを感じています。最高のシーズンになるよう、選手と一緒に頑張ります。開幕戦は4月6日、高知球場でソフトバンク3軍との試合です。たくさんの皆さんの応援をよろしくお願いします。

定岡智秋 (さだおか・ちあき)プロフィール>: 高知ファイティングドッグス監督
1953年6月17日、鹿児島県出身。定岡三兄弟(次男・正二=元巨人、三男・徹久=元広島)の長男として、鹿児島実業から72年、ドラフト3位で南海 (現ソフトバンク)に入団。強肩の遊撃手として河埜敬幸と二遊間コンビを形成した。オールスターにも3回出場し、87年限りで現役を引退。その後、ホーク ス一筋でスカウトや守備走塁コーチ、二軍監督などを歴任。小久保裕紀、松中信彦、川崎宗則などを指導し、現在の強いソフトバンクの礎づくりに貢献した。息 子の卓摩は東北楽天の内野手。08年より高知の監督に就任。現役時代の通算成績は1216試合、打率.232、88本塁打、370打点。
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