マッキー牧元「1,000円台で食べられる東京の天丼 ベスト1」

写真はイメージです。〔PHOTO〕gettyimages

2週間で15杯食べても胸焼けしない天丼

 最近、取材の必要があって、2週間で天丼を15杯食べた。15杯15軒である。行ってみて驚いたのは、どの店も繁盛し、みなさん昼から天丼を掻き込んでいるのだ。

 まあ天丼という食べ物の性格上、20代は少ない。10代は皆無である。多いのは、40代中盤から50代の勤め人。そしてリタイヤしたであろう60代後半以降の男女。中でもご婦人が多いのである。

 ヘルシーとかメタボとか言うが関係ない。揚げ物でもガッツリ食べることが健康の証とばかり、皆さん綺麗に、おいしそうにいただいている。

 15杯も食べたら胸焼けするだろうと言われそうだが、いい天丼は胸やけしない。いい店なら、揚げ切りが優れているし、普通の天ぷらとは違うように揚げる。丼つゆに負けないよう、衣は弱冠厚めに、揚げる時間も気持ち長めでカリッと揚げる。

 そうすることにより衣の食感を保ち、また熱々の天ぷらを丼つゆに潜らせたとき、油をつゆに落とし、天ぷらに残る油が減らすという効果もある。

 そういうことで、15杯を食べてもまったく問題はなかった。ただし同じものを食べ比べることで分かることがある。天丼というと、一般的には、天ぷらのタネの種類や質に着目する人が多い。もちろんそれは間違いではない。しかし料理はバランスである。

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