セオ あっ、そうだ。全国の山小屋に置くといいかもしれませんね。今度レトレ社長に会ったら話してみましょう。
立木 おお、いいんじゃないか。「岩崎元郎先生もご愛飲のネスプレッソ」と張り紙しておけば、売れるぞ。
シマジ では、ひとつ登山ジョークでもやりますか。
立木 やってくれ。
シマジ 登山家がアルプスのふもとを歩いていた。腕時計が狂っているらしいので、斜面に放牧中の牛のそばで居眠りしている牧夫に尋ねた。
「スミマセン。いま何時だかわかりますか?」
寝そべっていた牧夫は手を伸ばして牛のキンタマを掴み、持ち上げてみてから答えた。
「3時45分だ」
困惑した登山家はもう一度尋ねた。
「好奇心からお訊きするんですが、牛のキンタマの重さを計って、どうして時刻がわかるんですか?」
すると牧夫が眠そうにアクビをしながら答えた。
「キンタマを持ち上げないと、谷底の教会の時計がみえないんだよ」
セオ 牧歌的でいいですね。笑えます。でも、そこにハイジがいなくてよかったですね。
立木 おまえ、今日はおかしいんじゃないか。どこからハイジが出てくるんだ。
セオ アルプスのの近くにハイジがいる気がしたんです。ハイジがいたら、キンタマなんていえないでしょう?
立木 じゃあ、何ていうんだ。「おキンタマ」とでもいうのか。シマジ、次はもっとブラックなやつをたのむ。おれには牧歌的なジョークは合わん。