「ファミコン世代が国を滅ぼす、橋下徹というデマゴーグ」
日本をダメにしたB層の研究【第3回】

(中略)

 したがって、幅広い大衆への訴えは、精神的には子どもで、野蛮な人たち、生活が順調でなく困窮している人たち、生命力の使い尽くされた人たち、引きこもっているばかりの人たち、論争中の問題に含まれている要素を一つも経験のなかにとり込んだことのない人たちの間を経めぐる。

 橋下および大阪維新の会をめぐる言説は、B層、不注意な人、未熟な人の間で拡大再生産されています。そしてリップマンが見抜いたとおり、そこで発生した誤解は、「偏見とこじつけ」により取り返しのつかないものになっていく。彼らの訴えは「それによってひき起こされる連想の質を計算に入れており、広くどこにもあるような感受性の持ち主に向けられている」からです。

 
◆ 内容紹介
橋下首相待望論が沸き起こる中、現代日本で起こっているさまざまな「くだらない」現象を読み解くキーワードが「B層」である。著者はすでに「ゲーテの警 告」「ニーチェの警鐘」の二冊の+α新書で、偉大なる哲学者、教養人の言葉を引きながら、近代大衆社会の末路が現在であり、それを象徴しているのが「B 層」の横行であることを指摘し、多くの支持を得ている。「B層」=比較的IQの低い、騙されやすい人間たち、の特徴を細かく解説しながら、多くのB層に支 持された民主党がかくも無様に崩壊した理由、そしてまた懲りもせず橋下徹こそ日本国首相にもっともふさわしいという今日の世論調査の結果に現れるB層の 「勘違い」の害毒を、あらゆるジャンルで分析しながら、あぶりだしていく。