「カロリー50%オフ(当社比)」にひっかかる人々
日本をダメにしたB層の研究【第2回】

 先日、私のメールアドレスにフィッシングメールが送られてきました。

 あなたは数字を適当に選んでいませんか? そんな方法ではロト6で勝つのは難しいかもしれません。確率を高くするなんて簡単にできるものなのか。もちろん簡単ではありません。過去の当選結果全てに目を通す必要がありますし一つずつ統計を取らないといけない、とても膨大で地道な作業です。しかし、あなたは特に作業する必要はありません。私たちがすべて統計を取っているものを公開しているからです。だから、あなたはただそのデータを見るだけでいいのです。そのデータ、無料で手に入るとしたらどうしますか? 詳細はこちら。

 翌日にはこんなメールが入っていました。

 ロト6は研究可能な宝くじであることを知っていますか。すなわち、運よりも知識が重要な宝くじなのです。それも難しいことではありません。ロト6にはほかの宝くじにはない強みがあります。そう「自分で数字を選べる」それこそが強みなのです! 選べるということはいろいろ試せる、研究できるということ。ロト6研究も一二年目となり「規則性による数字予想」、「当選方法が高くなる購入法」などロト6理論が確固たるものとなりました。研究することにより、高確率で当選できるということが証明されたのです。

 その研究、見てみたいと思いませんか? 詳しくはこちら!

 小学校の算数ができれば、ロト6に規則性がないことくらいわかりますが、一〇万通くらいフィッシングメールを送れば何人かは騙されるのかもしれません。

 数学も道具にすぎません。

 にもかかわらず、権威付けのために無意味な引用がなされるケースが後を絶たない。

 ゲーテは言います。

 数学は適切な場合に利用されるかぎりにおいては、もっとも高級であり有益である。しかし、該当領域でもないところで、すぐに無意味さが露呈するようなところで使うのは感心できない。