週現スペシャル プロ野球・Jリーグ・プロレス
日本人が愛した助っ人・出稼ぎガイジン選手
「あの人はいま」

週刊現代 プロフィール

「'03年に引退した後、彼は故郷のブラジルで代理人事務所をやっています。『代理人として、日本サッカーのために貢献したい』とよく言っていますよ」

 一方で、引退後全く畑違いの競技に、「華麗な転身」を遂げた選手もいる。

 '02年の日韓W杯で活躍し、そのエキゾチックな美顔も相まって、女性週刊誌に10週連続で特集が組まれるほど大ブレイクした元トルコ代表FWのイルハン・マンスズ(37歳)。彼は現在、フィギュアスケートのペア競技で'14年開催のソチ五輪を目指している。

「イルハンは'07年の引退表明から3年後の'10年に、突如『五輪を目指す』と会見を開いたんです。テレビ番組でフィギュアに挑戦したのがきっかけでした」(スポーツライター)

W杯得点王の華麗な転身

 長年苦しんだヒザのケガの影響もあり、31歳の若さでサッカー人生を終えたイルハンは常々、「新しい競技に挑戦したい」と考えていた。そんな時に出会ったのがフィギュアスケートだった。しかし、国内では懐疑的な声も聞こえた。

「トルコ国内では『目立ちたがり屋』で有名でしたから、当初はどこまで本気か疑う声もあったようです」(前出・スポーツライター)

〝前科〟とも言える出来事がある。日韓W杯の2年後の'04年、日本での人気を受けてヴィッセル神戸とおよそ3億円の巨大契約を結んだが、わずか3試合に出場しただけで退団し、多くのファンを落胆させた。

 かつての「王子」は、氷上で再び輝くことができるのだろうか。

 多くの大物外国人選手が所属したJリーグのなかでも、'93年に名古屋グランパスに入団したゲイリー・リネカー(52歳)は真の世界的スターだった。W杯得点王という輝かしい経歴を引っさげ、約3億円という当時の最高年俸で契約。しかし、相次ぐ怪我により2年間の在籍でわずか4ゴールという成績で現役を退いた。

 引退後は、母国イギリスに戻り、BBCで解説者を務めている。

「甘いマスクに加え、現役時代に一度もレッドカードはおろか、イエローカードすらもらわなかっただけある紳士的な態度で、大変人気があります。選手時代の才能が、メディアの世界でも活きていますね」(イギリス在住のスポーツライター)

 一方、日本で一時代を築きながらもケガに泣くこともある。ほとんどの日本人に忘れ去られたいまも、懸命にリハビリをつづけている外国人選手がいる。

「腰が凝るんです」