昨年の合同トライアウトを経て5名の新人を獲得しました。投手、捕手、内野手が1名ずつ、外野手が2名と満遍なく補強ができたのではないかと思っています。特に楽しみなのは1位と2位で指名した外野の2選手です。
1位の河田直人(生光学園高-愛知学院大)は今季のクリーンアップ候補です。天性の飛ばす力を持っており、一昨季のホームラン王・迫留駿といい勝負ができるでしょう。昨季、迫留は打率.151、3本塁打と伸び悩みましたが、お互いに高め合って和製大砲として打ちまくってほしいものです。
2位の宮坂基也(帝京高-仙台大)も肩が強く、バッティングも広角に打てますから、実力は十分、レギュラークラス。2人の加入で、先程、名前の挙がった迫留や、リーグ9年目となる梶田宙と激しいポジション争いが繰り広げられることは間違いありません。
加えて韓国人の外野手も獲得予定です。練習生にも外野を守れる選手が5名も控えています。今季は誰もレギュラー安泰と言えない競争の1年となるのではないでしょうか。
捕手も2年目の屋宜宣一郎、夏山翔太がうかうかしていられない選手が入団します。高卒ルーキーの安田開(東京国際高)です。183センチ、95キロと体格も堂々しており、高校生離れしたえげつない打球を飛ばします。
もちろんキャッチャーとしてはこれから経験が必要ですが、打撃なら屋宜や夏山にも引けをとりません。昨季は2選手とも打率は1割台でしたから、あまりにも結果が出ないとスタメンマスクを奪われてしまうかもしれません。