坂村健 第2回 「天才コンピュータ学者が20年前、シマジに告げた予言は的中した」

島地 勝彦 プロフィール

立木 シマジの右の薬指にしている指輪の秘密を知らないんだ。

シマジ これはボイズン・リングといって、16世紀ごろにヨーロッパで流行った指輪です。当時はこのなかに毒を入れていたんでしょう。蓋がパカっと開けられるように出来ている。

立木 シマジはそのなかにバイアグラをちゃっかり入れているんだよ。

シマジ いや、何も入っていないよ。みてよ、この通り空っぽだ。

立木 おまえ、昨日使ったんじゃないのか?

シマジ ・・・・・・・・・。

坂村 そういうものがあるんだ。

教授のために銀座を走った

シマジ これはまだ試作品ですが、いずれ伊勢丹のサロン・ド・シマジで商品として売ろうと考えています。

坂村 神秘的な模様ですね。それは何ですか?

シマジ これはマサイ族の魔除けの模様です。サマセット・モームの全集の表紙に飾られていたものから拝借したんです。マサイ族の家の玄関扉に描かれているんだそうです。悪い女が寄ってこないように、ぼくは魔除けとしてつけているんだけどね。

セオ 女性のほうにつけさせたほうがいんじゃないですか?

シマジ それはどういう意味なんだ。

セオ シマジさんみたいな悪い男に引っかからないためですよ。

立木 セオ、新年早々いいことを言うじゃないか。褒めてつかわす。