[アイランドリーグ]
香川・伊藤秀範コーチ「来季こそNPBへピッチャーを」

スポーツコミュニケーションズ

2年目の渡辺、後藤、中野がキーマン

 特に来季のカギを握るのは、この1年を経験した2年目の選手です。渡辺靖彬、後藤真人、中野耐の3投手には大いに期待しています。彼らが一本立ちすれば、実績のある酒井大介や大場浩史、そして新人選手を加えてピッチングスタッフはかなり充実します。

 3投手に共通する課題は精度の向上です。渡辺は前回も取り上げたように、この1年でかなりのレベルに達しました。リーグチャンピオンシップやグランドチャンピオンシップで初戦の先発を任せられるほど、ピッチングが安定してきています。しかし、NPBは1球の失投も逃してくれません。右のオーソドックスなタイプゆえに、スカウトにアピールするにはコントロールの良さをより追求しなくてはいけないでしょう。

 また後藤は左のスペシャリストとして、来季はフル回転してもらうつもりです。制球に難がありましたが、1年間、試合で投げる中でだいぶまとまりが出てきました。渡辺同様、よりコントロールが見につけば、来季のドラフト指名も夢ではないと思います。

 コントロールを良くするためには、何よりフォームを安定させることが第一です。そのために求められるのは下半身強化。オフに入ってからのトレーニングでは徹底的に走り込みを続けています。

 NPBでは1軍となると、試合数はアイランドリーグの倍近くになります。もちろん技術も重要ですが、その前に体力がなければ勝負になりません。これは今回、ドラフト指名を受けた星野雄大(ヤクルト5位)や水口大地(西武育成1位)にも言えることです。このオフでフィジカルを強化し、1月の合同自主トレから目立つこと。それが早期に1軍へ行くための第一歩だと思います。幸い星野も水口も香川に残り、しっかりとトレーニングが積めていますから、年明けからいい状態でキャンプを迎えてほしいですね。

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