スペシャル・インタビュー
長谷部誠 逆境時の「心の整え方」

フライデー プロフィール
フォルクスワーゲンの工場のために作られた運河にて。チームでのランチはここで食べることが多いという

------先発復帰おめでとうございます! いやあ、本当に苦しかったんじゃないですか?

「うーん、考えることはたくさんありますね(苦笑)。悔しいっていうか、もどかしいっていうか。でも、試合に出られないからといって、いい加減に練習したり、日々の生活が乱れるようなことは絶対に嫌だった。だから一切、妥協しませんでした。自分のプライドというのもあったしね」

後悔はまったくなかった

------妥協しなかった例をあげると?

「マガトさんというのは他の監督に比べて、ものすごく走るメニューが多いんですよ。チーム内で不満の声があがっていたくらいに。でも、ふと気がついたんです。誰かのために走っているわけじゃなく、自分のために走っているんだって。だから常に先頭を走るようにした。まあ、マガトさんとは試合に勝つという最大の目的は一緒だけど、試合までの流れやトレーニングの仕方は170度くらい、考え方が違ったけどね。180度になると完全な反対になっちゃうから170度(笑)」

------この夏のことを振り返ってほしいんですが、何があったんですか?

「昨シーズンが終わる前に自分の未来に関することを監督に話したら、途端に置かれている状況が変わったんです」

------移籍を希望したんですね。

「契約に関わるので言えないことが多いんですが、サッカー人生を考えた時に、タイミングはここしかないと。譲れないものがあったから、自分の意見を言った。決して簡単に答えを出したわけではなく、厳しい状況になるのは分かっていた。だから後悔はまったくなかった」

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