ハワード・シュルツ「経営コンサルタントが反対した日本進出で、なぜスターバックスは成功できたのか」

コンサルタントが反対した日本進出

 偉大なグローバルブランドは、かっこいいとかトレンディだという理由で、各国の文化の壁をこえて成功を収めることはない。成功の秘訣は、ブランドが会社の利用者と同様に、企業内部の人々と密接な関係を持ち続けていることにある。そのブランドがどこで創立されたとか、世界のどこで事業を展開しているかということとは関係がない。

 密接な関係を保つことこそが、国境を越え、組織が成長するにつれて、リーダーたちが商品だけでなく企業文化も必ず輸出しなければならない理由なのだ。

 これは、スターバックスが1996年に北米以外に店舗を開こうと初めて決断して以来の強みであり、また挑戦すべき最大の課題であった。当時、スターバックスの経営陣には国際展開の経験がなかった。

我々はコンサルタントを雇ったが、彼がやって来て言ったことは、つまるところ日本で事業を拡張する計画はうまくいかない、ということだった。店内禁煙という方針は大失敗することになるだろう、とか、日本の顧客が紙コップ入りのコーヒー片手に路上を歩くことなんてありえない、と言うのだ。

 しかし、スターバックスにはコーヒーだけでなく、人と人とを結びつける場所を顧客に提供するという普遍的な役割を持っているという我々の確信があった。その確信に基づいて東京に最初の店を出した・・・・・・(以下略)

メルマガ『現代ビジネスブレイブ』より

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