世界初の調査報告 長寿遺伝子を測定するとあなたの余命が分かります 20代〜60代本誌記者10人が実験台になりました

遺伝子を活性化させる方法一覧表付き
週刊現代 プロフィール

「長寿遺伝子の活性度を左右する大きな因子は、ストレス、食事内容、飲酒、タバコ、運動です。まず全体的な問題は、睡眠時間が短いことですね。長寿遺伝子の活性化には、7〜8時間の睡眠が最適です」

 最も数値が低かった3人の診断と、長寿遺伝子を活性化させるための具体的なアドバイスを聞いた。

 まずは、活性度56・7のF田編集長。問診票によると、ストレスは「発散できている」、好きなこと・楽しいことは「している」、タバコは「吸わない」、野菜・果物も「毎日食べている」など、まるで部下に対するお手本のような生活を送っている模様。ところが結果を見てみると、不健康極まりないK山デスクやS伯記者よりも活性度は低く、カラダに自信があったらしいF田は「不愉快だよ!!」と憤慨していた。完璧なはずだったF田の生活は、どんなところを改善すべきなのか---。

「生活習慣は良好で、特にストレスがないというのは素晴らしい。仕事が楽しいのでしょう。気になるのは、食生活ですね。肉料理中心から、魚料理中心に切り替える。青魚の脂に含まれる不飽和脂肪酸には、長寿遺伝子を活性化する働きがあります。それと、いつも満腹になるまで食べてしまっているようですが、腹八分目で我慢するように」

 長寿遺伝子は、カロリーを制限することで活性化するというのは有名な話だ。もし、常に食事を腹八分目に抑えることが逆にストレスになるようなら、週に1回「断食」をするという方法も高い効果が得られる。実際、週に1度夕食だけを抜くという断食を2週間行い、当初の活性度40・1が65・2まで上昇したケースも報告されている。

ストレスで寿命が半分に

 もう一つ、長寿遺伝子に悪影響を及ぼす要因は、ストレスだ。ある35歳の主婦は、114・2という非常に高い数値を出した。ところがその直後に離婚。数値が一気に66・6まで急降下した。離婚によるストレスが、激減の原因だという。

 今回検査を受けた中で下から2番目だったのが、活性度55・6のN尾記者で、日々のストレスを「発散できていない」。好きなこと・楽しいことも「していない」。かなり哀れな人生だ。超人気シリーズ「女性器研究」担当編集というプレッシャーが、彼を追い詰めているのだろうか・・・・・・。

「大変なお仕事ですね。なかなか生活習慣を改めるのは難しいでしょうから、階段の上り下りをおすすめします。これなら、今のライフスタイルの中に無理なく取り入れられます。ご自宅が2階以上なら、エレベーターを使わず階段の上り下りを心がけてください。もしくは、6階の編集部まで毎日階段で行くだけでもいいです。それだけで全然違います。以前、68歳の男性が2週間、7階のご自宅まで毎日階段を使って上り下りしたところ、53・8が79・2まで改善されました」

 そして、皮肉にも、47・4と最も活性度が低かったのは、病気を知り尽くしたベテラン医療担当記者・O田。O田の生活習慣はかなり優秀だ。ストレスは「発散できている」し、趣味もあり、好きなことも「している」。非喫煙者で、食事は「腹七〜八分目」。平均睡眠時間も8時間と理想的だ。ただ、中性脂肪値と血糖値が高く、心臓に病気を抱えている点が気になる。武井医師の診断はこうだ。