三枝成彰 第4回 「『女にモテるためのクラシック講座』改め『教養のためのクラシック講座』いよいよ開催!」

島地 勝彦 プロフィール

セオ モーツァルトは実際のところ、どんな人物だったんでしょうか?

三枝 多分、彼は大人と子供の間を始終行ったり来たりしていたのでしょう。明朗快活にして冗談好き。下ネタも大好きで、かたときも落ち着いていることがなかったらしいです。人を信じやすく、夢想癖があり、愉しさを追求するあまりに悪ノリに発展することがよくあったそうです。

 また浪費家で美しいモノ、愉しいコトが大好きで、お金があればあるだけ使ってしまうタイプです。タバコもお酒も大いに飲んで、また無類の女好きでした。

立木 それってほとんどシマジに当てはまるじゃないか。シマジは才能のないモーツァルトだったのか。

シマジ まったくそうかもしれない。天才は35歳で夭折したけど、おれはこうして唯々諾々といまだに生きている。

立木 シマジ、そんなに卑屈にならなくてもいいんだぞ。お前だって大したものさ。こうしておれの好きな伊勢丹のメンズ館にサロン・ド・シマジを構えるくらいなんだから、タダモノじゃあないさ。

セオ さっきから立木さんがシマジさんを上げたり下げたりしていますが、この辺で、ネスプレッソ・ブレークタイムと行きましょうか。

三枝 いいですね。またシングルモルト入りをお願いします。

セオ シマジさん、何というモルトでしたっけ?

シマジ クラガンモアだよ。

立木 今日のシマジはあまり機嫌がよくないな。どうしたんだ?

シマジ 別に。

三枝 この美味さは病みつきのなりますね。

シマジ おれはウイスキーを入れるときはストレートのネスプレッソがいいと思うけど。あっ、そうだ、三枝さんにいつか訊こうと思っていたことを急に思い出した。

三枝 何ですか?