三枝成彰 第4回 「『女にモテるためのクラシック講座』改め『教養のためのクラシック講座』いよいよ開催!」

島地 勝彦 プロフィール

立木 本当にバッハはセオみたいな愛妻家だったの?

三枝 最初の奥さんが病死したので、すぐに再婚したんですが、子供は生涯で合計20人作っています。

立木 バッハは精力絶倫だったんだね。安心したような気がするな。

シマジ 草食系にはあんな素敵な曲は作れないと思うよ。

三枝 でもバッハもメンデルスゾーンが生まれなければ、一介のローカルな作曲家で埋もれていたでしょう。裕福なユダヤ人の銀行家の息子に生まれたメンデルスゾーンは、若いときからバッハの虜になった。

 20歳になった彼は「マタイ受難曲」を復活上演しようと奔走しました。コンサートに国王や当時の著名人なんかを沢山呼んで大成功を収めたんです。没後約80年ぶりにあらためてバッハの才能に光が当てられ、その名声が今日に至るというわけなんです。

 バッハ復権に全力を尽くしたメンデルスゾーンにカプチーノで乾杯しましょうか。

シマジ セオ、早くカプチーノを作ってくれ。それにクラガンモアを少し入れようか。

セオ どうしてですか?

シマジ 広尾のサロン・ド・シマジ本店でよくオールドパーを入れただろう。ここにはシングルモルトしかないから、オールドパーのキーモルトであるクラガンモアがネスプレッソのカプチーノに合うと思うんだ。

セオ なるほど。それは深い読みですね。

立木 飲むこと吸うことはシマジに任せておけ。こいつはそれくらいしか脳がないんだから。

三枝 うん、美味しいですね。