[虎四ミーティング]
大畑大介(元ラグビー日本代表)<前編>「なでしこジャパンに続け!」

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感心したウィルチェアーラグビー

二宮: 9月のパラリンピックの際にはウィルチェアー(車いす)ラグビーの試合でゲストとして出演されていました。日本の男子は残念ながらメダルに届かず、4位でしたが、ラグビーとは一味違った魅力がありますね。
大畑: 車いす同士がぶつかりあったり、迫力がありますよね。ボールを前に投げられるところなどルールが違うので、アメリカンフットボールに近い感じがします。ウィルチェアーラグビーの選手の中には事故で下半身が不自由になって車いす生活を余儀なくされている方もいらっしゃると聞いています。それでも、競技で怖がることなくガンガン相手にぶつかっていく。その勇気に感心しました。

二宮: その意味では彼らは並の精神力ではない。まさにアスリートという思いがします。
大畑: 普通は恐怖心もあるから、なかなかできませんよ。避けて通りたくなるところを敢えて一歩を踏み出す。それによって自分の目の前にある壁を乗り越えようとしているのだと思います。彼らからは勇気を持って一歩を踏み出すことの大切さを学べますね。

二宮: ちなみにウィルチェアーラグビーを体験したことは?
大畑: 残念ながら、まだないんです。車いすバスケットボールなら体験したことがあります。車いすを操作しながらボールを扱うのは本当に難しかったです。車いすで右に曲がりながら、左から来るボールをキャッチしたり、逆方向で複数のことを一度にやらなくてはいけない。慣れるまでは大変だろうなと思いました。ウィルチェアーラグビーもぜひ一度やってみたいですね。

二宮: 足の力を使えませんから、上半身の力がものすごく必要になるでしょうね。
大畑: ただ、実際やってみると腕だけではボールを投げられないなと感じました。僕らは普段、ボールを投げる時に自然と足で踏ん張って、体全体を使っています。でも彼らは足で踏ん張ることができないから、体の使える部分をフルに使ってボールを投げているんですね。それで、あれだけ正確に力強いボールを投げられる。ある意味、僕ら以上に体についてよく理解しているし、うまく体を使えているなと感心しましたね。