Close up 宮國椋丞(巨人)「イケメン、恥ずかしいですよ(笑)」 二軍に2ヵ月落とされて球速は10km/hアップ、甘いマスクで
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フライデー
みやぐに・りょうすけ '92年、沖縄県生まれ。糸満高ではエースとして活躍し3年夏の県大会では決勝まで進むが、島袋洋奨投手を擁する興南高に敗れ甲子園出場はならなかった。'11年にドラフト2位で巨人へ入団。今季4月8日の阪神戦で、巨人では槙原寛己以来29年ぶりとなる初登板初勝利をあげる。185cm78kg

「栄養士やトレーニングコーチの方と相談し、食生活も変えました。体重が1kg増えれば、球速も1km/h近く増すといいます。朝昼夕に加え夜食と一日4食、どんぶり3杯ずつのご飯をノルマにしたんです。大嫌いだった野菜や果物も摂るようにしました。ただ果物はどうしても食べられず、フルーツジュースですが」

 食生活の改善のおかげで、昨年は夏場に2kg落ちた体重も、今季は逆に2kg増え78kgになった。球速も10km/hほど上昇し、7月のイースタン・リーグでは148km/hを計測。110km/h台のカーブやフォークと合わせ、緩急の幅も広がった。

「実は、6月上旬には肩の違和感は消えていました。でも肉体を作り直すには、2ヵ月は必要です。速くなったストレートを低めに制球できるようになるまで、じっくり調整させてもらいました」

 一軍復帰後は、ローテーションに定着した宮國。少しずつ自信も深めている。

「寮に帰ると、その日の自分の投球をビデオで必ずチェックし、制球力を高めるために肩の開きや足の位置などを修正するようにしています。ただマウンド上では、ある程度開き直って投げていますよ。僕は究極のマイナス思考。試合前に目を閉じて自分の投球をイメージするのですが、思い描かれるのはメッタ打ちにあっている場面ばかりです。でもそういうイメージばかりしていると、『僕は打たれて当たり前なんだ』と開き直れる。物怖じせず投げられるんです」

 その潜在能力の高さと女性を魅了するビジュアルから、原監督も「宮國はジャイアンツのニューヒーローとして何とか育てたい」と期待を寄せる。本人も「将来は巨人のエースになる」と力強く宣言。一流投手に成長するための苦闘は続く。

「フライデー」2012年10月5日号より