落合博満が〝顔面まひ〟隠さず語った「闘病2週間」

フライデー プロフィール
講演会ではチャリティサイン会も開かれた。落合氏は普段通りペンで色紙などにサイン。ファンを喜ばせた

「週刊誌に、落合倒れた、と書かれましてね、救急車の中で痙攣して、意識がど~たらこ~たらで、もう危ないという内容になっていた。今日もマスコミ、会場にいるんだろうな(笑)。書かれてもいいように、真実だけを言っておきます」

 こう前置きすると、2週間前に起きた救急搬送事件の真相を語りだした。

「8月16日のお盆、朝起きたら、オレの顔が変わってやがった(笑)。前兆はありました。前の日に物を食べても味がしなかったんですよ。お盆だから、自分で病院を探すよりも救急車を呼んで、やっている病院に行くのが一番よいだろうということです。車内では、『手を握ってください』と言われたから、救急隊員の手を骨が折れるほどギュッと握ってやりましてね。『痛っ』と言うぐらいですから、まあ、意識もあるし、運動障害も大丈夫だろうと。病院に行ってMRIとCTを撮る時も、台まで歩いて、自分でよっこらしょっと乗った。病名は『顔面神経まひ』。脳梗塞なんて関係ないですよ」

 顔面神経まひとはどんな病気か。帝京大学医学部附属病院リハビリテーション科診療科長・栢森良二氏が説明する。

「もともと体内にあるウイルスが、過労やストレスによって活性化することで突然、発症する病気です。顔面神経管が炎症を起こし、顔面神経を圧迫することで、表情筋をコントロールできなくなる。早くて1ヵ月半、一般的には2~3ヵ月で完治しますが、後遺症が出て顔が曲がったままになることもあります。脳梗塞から顔面神経まひになるケースもありますが、すぐに講演会をやれるぐらいなら、その心配はないでしょう」

WBC監督はノムさんでしょ

 大好きな〝現場〟を離れたせいで、ストレスでもたまったのだろうか。それでも弁舌は滑らか。約10分間、顔面まひ事件の顚末をしゃべり倒すと、話題は、来春開催予定の第3回WBCの監督問題に向いた。落合氏自身、候補にも挙げられているが、そこはオレ節で否定した。

「WBCの監督?お日さまが西から上がっても、やることはまずありません。ただ、私なりに全日本の監督は、この人がなるべきであろうという構想は持っています。一番目は野村(克也)さん、二番目は長嶋(茂雄)さん、三番目は王(貞治)さん。野村さんはユニフォームを着たまま死にたいって言ってる人だから、思いを遂げさせてやるのも一つの方法だと思う(会場から笑い)。あの人だったら、さぞかし良い野球をやるだろうな」

 とっておきの裏話も飛び出した。

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