2012.08.19(Sun) 岡田 真理

女性アスリートに必要なこと

筆者プロフィール&コラム概要

「女性は体脂肪率が17パーセントを切ると生理が止まってしまいます。私の指導では食事を減らして体重や脂肪を削ぎ落とすのではなく、栄養バランスのよい食事をしっかり摂った上で体を絞っていく方法。タイムを競える体を目指しながら、同時に"生める体"も守っていきます」(細川さん)

 月経が止まるのは、ホルモンのアンバランスが原因。無理なダイエットによる無月経をすでに経験した人もいるかもしれない。それでは健康面を損なうだけでなく、イライラや不安を呼んで競技の結果を左右してしまう。当然ながら、肌や髪のつやなど、女性としての美しさにも影響を及ぼす。そのような状況を避けられるよう食事面からサポートし、将来的に不妊に悩む女性アスリートをなくすこと。それが、細川さんがアスリート指導において目指していることだそうだ。

 ランニング愛好家の女性は日々増えている。フルマラソンなどに出場し、「今度こそタイムを縮めたい!」とストイックになっている方もいるだろう。そのために体を軽くすることはもちろん大事だが、女性としての機能を失ってしまったら、それは大きな代償である。

 リミットは、体脂肪率17パーセント。痩せることは大いに結構だが、女性機能が低下して月経不順や肌荒れなどに悩むことのないよう、栄養バランスはしっかり管理しておきたい。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


アスリートと「食」

自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。