[ロンドン五輪]
<第6日(1日)>体操・内村、個人総合28年ぶり金! 競泳・立石、星が銅 北島は4位

柔道・西山は銅 卓球・石川は4位
スポーツコミュニケーションズ

田中和、6位に「悔しい」

 最終種目のあん馬。旋回の際に田中和の足が接触し、落下した。メダル獲得の可能性もスルリと落ちた瞬間だった。

 左足を骨折した山室光史に代わって出場した。
「光史のためにも、自分のためにも、自分らしい演技をしよう」

 そう心に誓った田中和は第1種目のつり輪から好内容をみせた。伸身ムーンサルトで着地を決め、いいスタートを切る。続く跳馬、得意の平行棒でも15点台を連発。鉄棒ではコールマンを取り入れて、15.575点を獲得し、この時点では内村に僅差で続く2位だった。

 日本勢のワンツーフィニッシュも期待されたが、5種目目の床で痛いミスを犯す。演技途中で尻もちをつき、得点を落とした。他のメダル候補が脱落して混戦模様となるなか、3位以内に入れるかどうかは最後のあん馬次第だった。

 ところが、あん馬でも痛恨の落下。これでメダルの望みは絶たれた。
「床とあん馬でつまづいて悔しい」

 あとわずかのところでチャンスを逃し、インタビューでは唇を噛みしめた。言わずと知れた体操界の田中3きょうだいの長男だ。田中家に、自身の力で2つ目の五輪メダルを持ち帰ることはできなかった。