倒れそうになるほどの猛暑が続いている。
東京都心の最高気温が34・2℃まで上がった7月27日(金)の夕刻、最終日を迎えた東京・丸の内オアゾの「FRISK スッキリスクエア」を訪れた。
オアゾのビルに入ると、ホールにはエアコンの涼気の中、かすかにミントの香りが漂っている。目の前には全長3m以上の巨大な箱「FRISK BOX」が3体そびえ立っていた。これは、おなじみの「フリスク」のパッケージを、デザインはそのままにして43万倍(体積比)も拡大した巨大ボックス。中に入ると、ミントの香りに包まれて無料でクールダウン体験を味わえるというものだ。スッキリスクエア開催中の4日間で約2500人が体験し、ランチタイムには行列もできたという。
「よろしかったら、クールダウン体験してみませんか?」
チアガールのような白と青のユニフォームを着た「フリスクガール」がニッコリしながら声をかけてくれる。誘われるままにボックスに入ってみた。
ドアを閉め、壁のスイッチを押すと、軽やかな音楽とともにさわやかなミントの風が吹いてきた。肌からスーッと汗が引いていく。目を閉じると、まるで高原に来たようで、真夏の東京駅のすぐ近くにいることを忘れそうになる。わずか30秒程度だが、予想以上のクールダウン効果があった。