特集 一年間に観る試合数は400。現役時代の栄光と挫折を乗り越え、新人発掘に人生をかける男たち
プロ野球スカウト という生き方

フライデー

 スカウトと言っても、その考えや姿勢はさまざま。中日や国鉄で現役時代を過ごし、ヤクルトの元取締役編成担当だった片岡宏雄氏(76)が解説する。

「私は現役を辞めてから、産経新聞の記者をしていました。その後スカウトになったんですが、やはり野球人として球場で仕事をできるのが何より嬉しかった。スカウトというのは5年先のチーム状況を読んで、それにマッチした選手を獲得しなければならない難しい仕事です。狙っていた選手が他球団で大成し、悔しい思いをすることもある。でもどんな形であれ、選手が引退後も野球に携われるというのは幸せなことなんです」

 裏方として年間400以上の試合を観戦し、新人の発掘に励む元スター選手たち。彼らは今年のドラフトまでに、どんな逸材を見つけてくるのだろうか。

「フライデー」2012年7月27日号より