白洲信哉 第2回 「細川護煕にじか当たりで秘書になり、何も分からないまま首相官邸に入った27歳の夏」

島地 勝彦 プロフィール

シマジ わかった。

白洲 突然どうしたんですか?

シマジ いつもはこの辺でチャチャを入れてくるタッチャンが、今日にかぎって温和しい理由が。

白洲 そうですか。

シマジ カフェ・ド・シマジと比べて信哉さんのDEN〈隠れ家〉は広いから、距離が遠くてなかなか話に入ってこられないんだ。

立木 セオ、そろそろネスプレッソ・ブレークタイムにしてくれないか。

瀬尾 はい。そうしましょう。

シマジ セオ、おまえも今日はやけに温和しいね。カプチーノは二日酔いにも効くんじゃないのか。

瀬尾 大丈夫です。後半はお任せください。

シマジ 今日は有名な京都の「大市」と同じスッポンを料理してくれるって、本当ですか?

白洲 大市と同じ養殖場に無理を言って4匹送ってもらいました。スッポンは本来冬のものですからね。