ドン小西 第2回 「バブル崩壊後、20億の借金をコツコツ返して残り数千万に。ところが、そこでスケベ根性が・・・」

島地 勝彦 プロフィール

ドン かれこれ10年ぐらいはいたかな。そのあと独立して“FICCE UOMO"って男性ファッションのアパレル会社を立ち上げたんだ。おれは集英社よりも早く「UOMO」って言葉を使ってたんだぜ。

シマジ 「FICCE」ってどういう意味なの?

ドン まったく意味がないんだ。ビートルズのスペルが1字ちがうみたいなもんだね。

シマジ たしかに響きはいいね。

ドン まだ日本がダサイ時代だったから、洒落たカラフルな男性ファッションが受けて、はじめのうちは儲かったよ。全盛期には社員が200人はいたかな。

シマジ バブルのころはウハウハだったんだよね。

ドン 銀行は「金を借りてくれ」と押しかけてくるし、あのころはこの世の春だったね。

シマジ バブル紳士だったわけだ。

ドン おれはクルマ好きだったから8,000万円するフェラーリに乗ってたよ。

シマジ すごいね。

ドン ゴルフ場なんて、2億円も出して20ヵ所もメンバーになってたしね。

シマジ すごいね。

ドン ところがバブル崩壊と同時に1,000万円だったゴルフ場の会員権が10万円になり、フェラーリは借金のカタに持って行かれ、気がついたら会社は20億円の負債を抱えていたってわけさ。