文/舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)
クラウンプラザ招待の最終日はジェイソン・ダフナー(米国)とザック・ジョンソン(米国)の一騎打ちとなった。12番で再び2人は並んだが、ジョンソンが14番でバーディーを奪い、ダフナーが15番で池につかまってダブルボギー。ここで開いた4打差が勝敗を分けた。
とはいえ、ジョンソンは16番で3パットのボギーを喫し、3打差へ。そのまま3打差で勝利したはずだったのに、キャディのデーモン・グリーンや愛妻や子供たちと喜びのハグを交わした後、18番グリーンに暗雲が立ち込めた。
ジョンソンは18番のパーパットを打つ際、ダフナーのために動かした自分のマーカーを元に戻さずパットしたことが判明。2打罰が科せられ、終わってみればダフナーとの差は、たったの1打になっていた。
ペナルティを告げられたジョンソンの表情は、一瞬、至福から驚きへ急変したが、それでも1打差で優勝は優勝だとわかると、すぐさま安堵の表情に変わった。