バリアフリーで旨い店見つけます!西新宿のイタリアン

車イスの友人から貴重な店の情報を入手

「トイレに少々難ありですが、新宿駅南口近くに20年以上も続くバリ旨なイタリア料理店がありますよ」

 久しぶりに会った車いすの友人からのありがたい情報は、わたくしライター山岸のリサーチで漏れていたイタリアン。当然、調査開始です。

 JR新宿駅南口の目の前を走る甲州街道。この大通りを越えて、代々木側の路地のビル1階に店舗を構えるイタリア料理店「LUCIAN」。1992年2月のオープン時のままという、古きイタリアのトラットリアをイメージしたレンガ造りの外装は、まさにイタリアの大衆向け食堂といった趣です。

鈴木「ビル1階の店舗にもかかわらず、歩道から店内まで完全に段差なしのフラット。これは驚きです」

 左端の中ほどに取っ手が設置された幅80cmの木製扉は、押し引きどちらも可能なタイプ。軽い力で開け閉めでき、車いす利用者や鈴木さんのような杖を突く人でも、スムーズに入店できそう。

 店内は大人の雰囲気を漂わせている内装で、段差なし、通路幅広し、車いすのまま利用可能なテーブル席多数あり、とバリアフリーの重要なポイントをしっかりおさえています。

 これで多目的トイレがあったら、ほぼ完璧ですが、友人情報では「少々難あり」。一方、「ぐるなび」の飲食店情報には「車いすでトイレ利用可」と載っています。これは、要チェックです。

鈴木「実は入店直後にトイレはチェック済みなんです。店内との段差はなく、個室の広さも多目的トイレぐらいあるのですが、通常の洋式なんですよ。手すりさえないんですね。最も問題なのは扉の幅の狭さ。55cmしかないので、車いすのまま入ることは難しいと思います」

 なんて言っているうちに、隊長が料理のチェックを始めていました。

鈴木「この洋風どんぶり『スパイシーミートソースを乗せた豚肉のチーズ焼き、半熟目玉焼き添え』(900円)、激ウマです! イタリアとメキシコを融合させたようなソースが絶妙です」

 あっと言う間に完食して、ピッツァを追加注文。すごい食欲です。

 トイレ以外はほぼ完璧なのに、なんとも残念。われわれ“チームめんくい"は、あらためて取材を申し込んだ際に、思い切ってオーナーシェフの羽田光広さんに改善を申し入れてみました。

羽田「実は今、夏までにトイレを車いす対応に改修すべく、業者と打ち合わせをしている最中なんですよ」

 現在でも一日に一組は、車いすや目の不自由な人などが来店する「LUCIAN」。さらにバリ旨度が向上していくのが楽しみです。

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