パ・リーグ一筋29年、歴代1位17回の退場宣告をしたベテランが明かす〝もう一つの激闘〟元プロ野球審判が告白
「乱闘寸前ジャッジの舞台裏」

フライデー

「まさに針のムシロです。連盟からは『この試合で何かあったらかばいきれない』と言われていましたが、『逃げたらおしまいだ』と自分を鼓舞してボールに立ち向かいました。幸い無事に試合を終え帰宅すると、珍しく居間のテレビの前に普段は野球に関心のない息子たちがいます。彼らは私のただならぬ雰囲気に不安を感じ、『親父、頑張れ!』と祈りながら試合中継を見ていたそうです。妻からも『お疲れさまでした』と声をかけられると、私は張り詰めていた糸が切れ大声で泣いていました。審判とは重圧のかかる仕事です。トラブルに見舞われ、体調を崩したり、途中で辞める人も多くいるのです」

 現在でも後進の指導のために、球場に足を運ぶ山崎氏。今季のプロ野球では、どんなドラマが生まれるだろう。

「フライデー」2012年4月13日号より