藤巻幸大 第1回 「ハマで鳴らしたジャズシンガーに初恋の人を揉まれて人生の大切なことを知った熱い夜」

島地 勝彦 プロフィール

シマジ 藤巻さんはお母さんの遺伝子をもろに受け継いでいるようだね。

藤巻 兄貴はもろにオヤジの真面目な遺伝子を受け継いだ銀行員ですけどね。

シマジ 藤巻さんは天下の伊勢丹に入って、スーパーバイヤーにまでなったのに、どうしてやめちゃったんですか。

藤巻 じつはそこから波乱万丈の人生がありましてね、一時は横浜の職安に行ったこともあります。

シマジ いよいよ面白くなってきたぞ。

瀬尾 それでは、この辺でネスプレッソ・ブレーク・タイムとしましょうか。

立木 そうだね。ここで一息入れようぜ。

シマジ おれに赤いカプセルを入れてくれないか。

藤巻 こんなに何種類もあるんですか。お洒落なマシーンですね。

瀬尾 これは謝礼として、ネスプレッソから送られてきます。どちらに送ればいいですか。会社ですか、ご自宅ですか。

藤巻 うん、これはきっとオクフロが喜ぶな。じゃあ、オクフロの住所を教えます。

シマジ 親孝行の息子だね。

立木 立派なマザコンだね。

シマジ 素敵な男はすべてマザコンだよ。

藤巻 これ、美味い! オフクロの喜ぶ顔が目に浮かびます。

立木 見事なマザコンだ。

<次号に続く>

藤巻幸大(ふじまき・ゆきお)株式会社シカタ代表取締役プロデューサー、株式会社テトラスター代表取締役社長
1960年東京生まれ。上智大学経済学部卒業、株式会社伊勢丹入社。伊勢丹にて数々の売り場をプロデュース、バーニーズでのバイヤーも経験。伊勢丹退社後、有名企業役員を経て2003年福助株式会社代表取締役社長、2005年株式会社セブン&アイ生活デザイン研究所代表取締役、株式会社イトーヨーカ堂取締役執行役員衣料事業部長を歴任。現在は衣食住トータルで新しいライフスタイルの提案や日本をキーワードに、こだわった売り場・ブランド作りのため、全国を行脚する一方、アパレルを中心に、空間プロデュースやホテル・カフェの運営など、常に新しいトレンドや価値を提供している。
島地 勝彦 1941年、東京都に生まれる。青山学院大学卒業後、集英社に入社。『週刊プレイボーイ』『PLAYBOY』『Bart』の編集長を歴任。現在、コラムニストとして活躍。『PEN』(阪急インターナショナル)、『メンズプレシャス』(小学館)など連載多数。著書に『乗り移り人生相談』(講談社)、『知る悲しみ やっぱり男は死ぬまでロマンティックな愚か者』(講談社)、『水の上を歩く』(開高健との共著)など。

著者:島地 勝彦

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