さぁ、これから! 菊池雄星「エースへの階段」

超逸材が二軍落ちし、「ノーコン病」
という声も出たが、これはプロの洗礼

FORZA STYLE

 雄星の性格の良さや生真面目なところは、誰もが認めるところだ。だが、勝負師の世界で生きるには少々アクが足りず、それが不安要素と言えるともいう。

「研究熱心なのは分かるが、周囲に尋ねられるままに理論的なことを披瀝したり、『修正点は分かっている』と言い切ったりと、やや背伸びし過ぎています。
  モノは超一級なのだから、もっとノビノビと、自分の力を最大限に伸ばすことに集中してもらいたい。そのためには、自分自身の世界を作って、言葉より行動でもって頑固に貫き通すことも必要なのではないかと思う」(前出・スポーツ紙デスク)

 期待すればこそ、あえて苦言を呈する向きもある中で、そんな声をきちんと受け止めているのか、彼自身、初心に返ろうという意志を示しているのは頼もしい。

 25日の春季キャンプ打ち上げの際には、
「まだまだ実戦も遠いですし、投げられるレベルじゃないので、とにかくガムシャラにやって課題を克服していけば、開幕一軍も近づいてくると思います」
   と答えているのだ。

 焦らなくてもいい。雄星には一歩一歩着実に「エースへの階段」を登り切ってほしいものだ。

 ゴムを使ったトレーニングで、こんな笑顔を浮かべる場面も。若手選手の育成に定評のある西武は、彼にとってはベストな球団だったと言えるだろう。

 二軍落ちが決まった直後の雄星。大石コーチによれば、3月中旬をメドに一軍に戻し、オープン戦で投げさせる案があるという。