嘘を見抜くには下半身を観察せよ! 「相手の心を読む技術」教えます

顧客、上司、妻は何を考えているのか
週刊現代 プロフィール

「だから妻や夫の浮気を疑っている場合は、ダイニングキッチンなどで足を隠して話し合うよりも、正座で向かい合って追及した方がいいでしょう」(植木氏)

歩く姿勢には自信の程度が表れる。自信がないときは前傾姿勢になり、自信があると後傾、つまりそっくり返って歩く。東京心理コンサルティング代表で心理学博士の伊東明氏は言う。

 

「膝をあまり上げず、靴の裏を地面でこするような〝引きずり系〟で歩く人は、自信を失っていると見られます。逆に、膝が上がって足の裏をしっかり地面から離して歩く人は自信を持っている。だからビジネスの交渉で、引きずり系の歩き方をした相手が来れば、『先方は自信がないからこっちは強気で行こう』といった戦略が立てられます」

一般に、腕を組む動作は、相手との間に「壁」あるいは「ブロック」を作っているとされる。ただし、それにもいくつか種類がある。伊東氏によると、身を縮めて腕を組むのは、相手から自分を守りたい、逃げたいという意味。反対に、のけぞり気味の姿勢で腕を組むのは、相手を見下し、攻撃する用意があるという意思を示す。

座り方にも心理状態はくっきりと反映される。

「椅子に浅めに腰掛けるのは緊張している印で、仕事や初めてのデートのときなど。深く座るのはリラックスしていることを示し、親しい友人と一緒にいるときなどにそうなります。特に異性と二人だけのとき、相手が椅子に深々と座ってけだるい様子を見せたら、性的衝動の表れである可能性が高い。つまり、セックスしたい気持ちになっているということです」(植木氏)

植木氏によると、異性への好意は肩の動きに表れる。男性は好きな女性を前にすると、どうしても片方の肩が下がってしまう。ところが女性は反対で、肩が下がるのは、嫌いな男性のことを考えたときなのだ。

また、男女間の心理が足からわかることもある。匠氏が説明する。

「カップルや夫婦が、ベンチなどに並んで座っているとします。互いに顔を見て話してはいるものの、女性のつま先を見ると、男性の方向を向いていないことがある。これは距離を置きたい、別れたいという無意識の気持ちの表れです。本当に好き同士であれば、極力近づこうとして、つま先は相手の方を向くはず。そうなっていないのだから、早晩、その二人は良くない関係になるでしょう」

カップルつま先の向きは……? Photo by Samantha Hurley from Burst

ちなみに、女性がしょっちゅう髪を指にからませるようになると、それは欲求不満のサイン。「もっと私の話を聞いて」「もっと私に注意を向けて」というメッセージを発しているのだという。妻や恋人が髪をいじるようになったら、感情が爆発する前に早めに話し合いをした方がいい。

髪いじりだけでなく、しきりと身体の末端を動かすのは、欲求不満も含めてストレスを感じていることを示している。

「特に喫茶店でおしぼりを延々と巻いたり広げたり、ペン回しを繰り返したりと、指先をリズミカルに動かすのは、それによってストレスを軽減しようとしているから」(匠氏)だという。

会議の席でも、ペン回しをやる人は「発言したいのにできない」という欲求不満を感じていることが多い。ペンで机をしきりに叩くのも同じ意味だ。そういう人には議長役が話を振ってあげるとよい。