中国のSNSを舐めるなかれ

weiboをハブに集まる日本在住の中国人たち

 先日、横浜にて日中交流会に参加してきました。

 日中の社会人や学生、およそ20人が集まり美味しい食事をしお互いの国や日常を話し交流するというとても楽しい素敵なイベントだったのですが、参加した中国人の方の大多数が中国版twitterといわれるweiboでの告知をみて集まったというコトで驚きました。

 参加された中国人は皆スマートフォンを所有しweiboのアクティブユーザーです。

 彼らは会の合間も、交流会の様子を写真やコメントを載せてせっせと呟き、自分のフォロワーたちに共有していました。そして会の終わりには、電話番号ではなく、weiboのアカウントを交換するのです。

 会の主催者である郭 科さん(http://www.weibo.com/u/1941113001)は、日本在住9年の中国人です。

 お世話になった日本への恩返しという想いから、日中交流会を定期的に開催されているらしいのですが、最近になってweiboを使って人を集めはじめたとのコトです。

 郭 科さんはweiboを今年から始め今ではフォロワーは3000人を超えます。もちろんフォロワーのほとんどが中国人とのことですが、その内の数割は日本在住の中国人です。

 普段は、日本の日常を中国に発信しているとのコトで、震災時に日本人の秩序だった行動を呟いていたところ、中国人から興味深く見られフォロワー数が急増したとのことです。また、財布を落としたらみごと自分の元に戻ってきたことを呟いたところ、計1000以上のリツイートをされたらしく、中国人の日本人の教養の高さへの驚きと共にweiboの規模感の大きさが垣間見れます。

 上記のようなイベントをweiboをハブに人を集めるのは中国ではもちろん、日本でも中国人の間では主流になり始めているとのことです。

 郭 科さんは、weiboで未見の人と出会い交流するのはもはや日常とのことで、最近は中国本土の方から日本の観光の仕事を頼まれることもチラホラとのこと。ITリテラシーの高さに驚かされます。

 スマートフォンの普及(中国では2013年には1.5億人に達する。)に伴ってか、肌感覚ではありますがこのようなソーシャル中国人と出会う機会が増えた気がします。

 日本にてfacebookやtwitterを通じて、イベントの集客をしたり見知らぬ人とmeet upするのは一部の間では主流になってきていますが、それが中国国内ではもちろんのこと、外国にてしかも自国のweiboを使って日常的に行われていることに大変の驚きを感じます。(さすが世界中にチャナタウンをつくってしまうだけあります。)

 ソーシャルメディアによるコミュニケーションやマーケティングは、成熟した先進国特有のカルチャーかと思っていましたが、どうやらその見方を改めなくてはいけないようです。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら