2011.03.30
カリフォルニアワインはこれからどうなる?
中川ワイン販売オーナー・中川一三さんに聞く第2回
第1回はこちらをご覧ください。
カリフォルニアワインは、これからどうなる?
内藤: カリフォルニアワインは今後フランス以上に注目される可能性が高いということですよね?
中川: 圧倒的にそういうことになりますね。ラトゥールも、素晴らしいカリフォルニアのカルト・ワインである、ハーラン・エステートのやり方を真似て、生産量を半分にしたところ、(ボルドー)5大シャトーの中でも圧倒的に値段が高くなりましたからね。
また、中国人がラフィットを好んで大量に購入したので、ラフィットとラトゥールの値段が5大シャトーの中でも圧倒的に上がりましたからね。ボルドーで一番値段が高いのはペトリュス。そしてルパン、オーゾンヌ、ラトゥールとなりますが。
内藤: ブルゴーニュはどうでしょう?
中川: ブルゴーニュでは、ロマネコンティとアンリ・ジャイエが突出していますね。アンリ・ジャイエも1985・86年ものは、1本80万円~100万円しますからね。
内藤: それはやはり、希少性によるわけですか?
中川: 希少性以外ないですよ。希少性の高いロマネコンティなどのワインをもっているのですが、色々な人から「飲んだことないから飲ませろ」と言われるのが一番嫌ですね。
内藤: (笑)飲んでおきたいということですね。
中川: そうですね。先日、80~90人規模のある会で、ロマネコンティを9本あけたのですが、参加していたマダムたちが、ケリーバッグを放り投げてまて、ワイン(ロマネコンティ)に群がる姿に驚きましたね。結局僕は少ししか飲めませんでした・・・(苦笑)

内藤: ブランド好きということですね。
中川: まだまだ、そうですね。