オヤジ伝説検証隊「レストラン ザクロ」のオヤジ伝説

レストラン ザクロ
「味を見る舌を守るため、私は酒もたばこも禁止」とアリさん。入り口で迎えてくれるラクダの置物も手作り
「レストラン ザクロ」のオヤジ伝説
「テレビで日本一うざいレストランに選ばれた伝説の店」「『お茶ください』と頼んだら店主に『ヤダ。自分で注げ』といわれた」「ベリーダンスショーに引っ張り出された男性客が上半身裸にされていた」「『ワタシのお尻を蹴飛ばしてぇ~』などと絶叫し、女性客へのセクハラトークが容赦ない」「ドン引きした客が、料理をひと口も食べずに帰っていった」

 谷中銀座商店街の入り口にあり、キワドイおふざけが日本一うざいと噂の「レストラン ザクロ」。ライター肥田木奈々が真相を確かめに、セクハラ覚悟で突撃。

 ザクロはトルコ、イラン、ウズベキスタン料理の店。平日夜7時に予約し、編集Yさんと向かった。絨毯が敷き詰められた怪しげな異空間に、靴を脱いで入る。床に座って食べるスタイルだ。

店主「ハイハイこれ食べてぇ~」

 突然現れたのは、妙に語尾を延ばす中東系の店主。手づかみで干しナツメを口にほうりこまれた。最初の洗礼はこれ?

 注文は有無を言わせず「食べきれないコース」(1人2000円)にさせられると、2分もしないうちに、ケバブや豆の煮込みなどの料理が次から次へと運ばれてきた。あっという間にテーブルは大宴会状態。ホントに食べきれないかも。味はなかなか。スパイシーな煮込みをかき込んでいると、

店主「そこの美人さ~ん、丈夫な男の子、産みそぉ~」

 キターッ。次はYさんに、

店主「部長みたいな人~、食べたらサッサと帰ってぇ~」

「ワタシ、男立たせるの上手よ~」

 そうこうするうち、店内は女性グループやカップルなどで満席に。店主は歩き回って料理を配りながら、機関銃のような〝客イジリ〟をエスカレートさせる。

ケバブや豆の煮込みなど、次々と出る2000円のコース(写真は一部)店頭には中東の雑貨類が並ぶ

「そこの怪しい男、空気読めぇ~」

「ワタシ男立たせるの上手よ~」

「私の歯ブラシ使え~」

「ハイ、美人さ~ん、朝までドッジボールしない? 友達以上になりた~い。ウフーン」毒舌&セクハラがとまらない!

 8時からはセクシー衣装のダンサーのベリーダンスショー。店主が次々と客を中央のステージに引っ張り出す。20代後半の男性客は、皆の前でTシャツを脱がされ上半身裸になって照れ笑い。

編集Y「うわっ、僕だったら、このタイコ腹見せられない」

 連れ出された客は強制的に踊らされる。裸の彼は、ダンサーに「カモーン」と手招きされて、腰フリフリを強要されている。まるで見せ物みたい。

 今度は別の女性客の両足を持って、座っている場所から引きずり出した。ギャーと悲鳴にも似た声が響く。やりたい放題なのだ。

 覆面取材のあと、後日、店主にあらためて取材を申し込んで聞いた。

 来日して18年の店主アリさん(44)はイラン出身。13年前から日暮里でレストランを始めた。

---毒舌トークの接客ですが。

 メニューを持ってきて「いらっしゃいませ」だけじゃつまらない。実は開店当初はアルバイトに接客を任せていて、赤字でした。だったら自分でお客さんを楽しませる接客をしようと、店に出るようになったんです。1ヵ月やってダメだったら止めようと覚悟しましたが、近所の若者が友人を連れて来てくれるようになって。普通は「怪しい男!」とかお客さんに言ったら怒られますよね。でもそれは喜ばせるためで、私はお客さんを心から大事に思っています。心からの思いは伝わる。だから怒る人はほとんどいませんよ。

---あきれて帰った客もいるとか。

 気が付くと、料理がそのまま残っていて、お客さんはいなかった(笑)。男性客から「接客学べ、ばかやろう」と怒鳴られたことも。でもその後、その人たちは3時間も楽しんでいきましたけどね。

---ハイテンションはいつも?

 店を一歩出ると、超つまんないタイプ(笑)。お客さんが求めているから、喜ばせたいという責任感です。でも100%全員を満足させるのは難しい。だからちゃんと〝人〟を見ています。喜んでないと感じたら、そのグループには冗談を言わず、そっとしていますよ。

---料理も本格的ですね。

 トルコ、イラン、ウズベキスタンから来た料理人が作っています。年配の人は消化のいいもの、酒を飲む人はつまみ類をなど、お客さんを見て内容を変えているんですよ。


日時:2011年11月10日(木) 19:00~21:00(受付開始:18:30~)
場所:株式会社講談社本社 講堂
アクセス:
http://www.kodansha.co.jp/about/access.html
■主催:講談社『現代ビジネス』編集部

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日時:2011年11月27日(日) 15:00~17:00(受付開始:14:30~)
場所:株式会社講談社講堂
アクセス:
http://www.kodansha.co.jp/about/access.html
■入場 :無料
■主催:講談社『現代ビジネス』編集部


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