細川元首相の秘書官起用のウラに「比例代表連用制」で公明党取込みを狙う「選挙制度改革」の胡散臭さ

増税の前にシロアリ退治をせよ
「駿河台大学」HPより

選挙制度改革を餌にした公明党取込み戦略

 9月、細川護煕元首相の政務秘書官だった成田憲彦駿河台大学教授(前学長)が、野田総理あの内閣官房参与に就任した。細川元首相の推薦である。 

 成田氏は、秘書官になる前、国立国会図書館調査及び立法考査局政治議会課長を務めた。選挙制度の専門家であり、細川元首相の右腕として、現行小選挙区比例代表並立制の導入に腕を奮った。

 その成田氏は、もともと小選挙区比例代表連用制(以下「連用制」という。)を主張していたと聞く。成田氏の起用と軌を一にするよう、公明党が連用制を目指した選挙制度改革案を提言するという情報が伝わった。

 細川元首相は、朝日新聞のインタビュー(9月19日)に答えて、こう語っている。「公明党は小政党に有利な小選挙区比例代表連用制を打ち出そうとしている。表立った課題になるかどうかはわかりませんが、彼(成田氏)はこのあたりも習熟している」

 成田氏の起用は、選挙制度改革を餌にした公明党の取り込み戦略だったのだろう。その公明党は、もともと中選挙区制を主張していた。

 しかし、みんなの党が議席をとってしまうと懸念したらしい。中選挙区制よりも、比例代表議席の配分において小選挙区の議席を有さない政党にとって有利になる小選挙区比例代表連用制にかじをきったようだ。

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