2011.03.10(Thu) 内藤 忍

フランスワインをしのぐカリフォルニアワインの魅力って何ですか?

中川ワイン販売オーナー・中川一三さんに聞く

筆者プロフィール&コラム概要

中川: いやー・・・ワインをよく飲んでいる人でもわからないです。

「誰が所有していたワインなのか?」というのが、見分ける上での大切なポイントになってきますね。

 あまりにワインの値段が上がりすぎたことが原因ですね。フランスの場合は、いいヴィンテージのもの。つまりは、61年物や82年物はニセモノが多く出回っていますね。ニセモノをつくると、価格として50~100倍くらいで売れますから。

内藤: 82年物というのは、どうしてでしょう? 高く売れるからですか?

中川: 82年に大きく値上がりしたからです。価格が20~30倍になりましたね。

内藤: 生産されたよりも相当な量のニセモノがでまわっているということですね?

中川: そうですね。

内藤: だまされている人は、それがニセモノだとわからないから、飲んでみて「やっぱりうまいなー」と言って、満足してしまうわけですよね。そもそも普通の人は、ワインを頻繁に飲み比べているわけではなく、何年かに一度やっとの思いで買って飲む。なので「まぁ、こんなものかな?」と少し疑問に思ったとしても、「美味しい!」と言うしかないんでしょうね。

中川: そうですね。2週間前にアメリカのヨセミテに行ったのですが、その時に会った友人から面白い話を聞きました。ある会で、彼が真っ黒なワイングラスにワインをついで提供したところ、そこにいる大半の人が「これは素晴らしい赤ですね」と称賛したそうです。

 ところが、実際は白だった!(笑)

内藤: なるほど(笑)人の感覚はそれぐらいのものなんですね。

中川: ワインをよく飲んでいるプロフェッショナルでも、そう答えたそうです。

 赤ワインを5・6本飲んだ後に、中の色が見えない黒いグラスでワインをだされ、「赤だ」と思ったわけです。

 ちなみに、その時に提供された白ワインは、ショップには一切並ぶことはなく、メーリングリストでのみ売られている極上の白ワイン。売ると価格が5倍程度にすぐにはね上がる希少なものだったそうです。

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(ないとう・しのぶ) 株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長。
1986年東京大学経済学部卒業。91年、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。住友信託銀行、シュローダー投信投資顧問株式会社、マネックス証券などを経て2005年11月より現職。「日経マネー」などの雑誌での連載コラムや、テレビ、ラジオのコメンテーターとしても活躍。また、早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学をはじめとするマネーセミナーや講演活動も行う。主な著書に10万部を超えるベストセラーとなった『内藤忍の資産設計塾』(自由国民社)シリーズのほか、『60歳までに1億円つくる術』(幻冬舎)『初心者は株を買うな!』(日本経済新聞社)、『内藤忍の「好き」を極める仕事術』(講談社)など多数。


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