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【保存版】「逆引き!病気事典」 放っておくと、大変なことになる

それは命に関わる病気のサインです!

"口がかわく・めまい・目が赤い・足がつる・体臭の異変・腹痛が続く・性欲の減退"

それは胃がん・大腸がん・脳梗塞・心筋梗塞・肝硬変・糖尿病・大動脈瘤のサインです!

普段の生活で「おかしいな」と思っているのに、そのままにしている症状はありませんか? 「すぐによくなる」「病院に行くほどじゃない」と油断しているあなた。その異変、命に関わる病気につながるかもしれません。

「まさか」が現実に

「自分でも原因はよくわからないんですが、昔から、運動をした後などに胸が苦しくなって、のどの辺りが熱くなるということがたまにありました。ギューッと心臓が締め付けられるような感じです。ただ、深呼吸をすると治るし、それ以外は健康だったので、医師に相談したことはなかったんですよね」

「倒れた後も、実は胸の痛みが2回あった」と話す田中氏

2011年3月に心筋梗塞で倒れたときの体験を話すのは、ロックバンド・クリスタルキングの元ボーカル、田中雅之氏だ。

「あの日も、夜中に胸全体に痛みと熱い感覚が広がった。最初は、いつもの症状だと思って深呼吸したり、体勢を変えてみたりしたけれど、一向におさまらない。正直、『これは死ぬかも』と思いました。

ショックでしたね、まさか『心筋梗塞です』と医者に言われる日が来るなんて。僕は昔から健康オタクで『健康のためなら死んでもいい』と思っていたんですよ(笑)。煙草は吸っていましたが、お酒はほとんど飲まないし、家族にも心臓病はいないのに」

いつのまにか治ってしまうから、放っておいたまま。実は不安なのに、見て見ぬ振りをしている。そんな症状があなたにもあるなら、実は命に関わる重大な病気が潜んでいるかもしれない。

初期症状診断の専門家である愛知県・藤田保健衛生大学病院の山中克郎医師は、「自覚症状を重くみて『がんじゃないでしょうか』などと不安がる人より、『何となく体調が悪い』と訴える人の方が、重大な病気のことが多いですね」と話す。

田中氏が経験した心筋梗塞とともに「三大疾病」として特に恐れられているがんや脳卒中(脳梗塞)にも、何らかのサインが必ずある。

しかし実際には、「まさか自分がかかるなんて」と軽視してしまうことが少なくないのだ。

38歳で大腸がんを摘出した、フリーアナウンサーの原元美紀氏が振り返る。

「ある日、トイレで流す前に見たら、便にひとすじ血が混じっていることに気づいたんです。でも、どこも痛くなかったし、最初は全く気に留めませんでした。

それが、その後の2年間で、血が混じる頻度が月に1回から週に1回、2日に1回とだんだん増えてきて。便も細くなり、途中からは毎日下痢をする状態になっていました。それでもお腹の痛みや違和感はなく、仕事も忙しかったので放っておいたんです。

そんなとき、番組の企画で検診を受けたら、胃と腸が引っかかってしまった。周囲から『顔色がどす黒くなった』と言われたりもしました。やがて取材先で下血し、内視鏡検査を受けたところ、ポリープが見つかった。

それが悪性腫瘍、つまり大腸がんでした」

今回お送りする「逆引き病気事典」では、こうした普段の生活に埋もれがちな症状から、突然襲ってくる体の異変まで、その奥に隠れる病気を部位・症例ごとに紹介してゆく。

編集にあたって協力を仰いだのは、山中医師をはじめ、石川恭三医師(杏林大学名誉教授)と菅原正弘医師(菅原医院院長)の3人。いずれも初期症状診断のスペシャリストだ。

ぜひ座右に置いて活用してほしい。

突然の激しい頭痛に注意

■頭・顔の症状

〈慢性的な頭痛〉

「後頭部の痛みは、首や肩の筋肉の緊張による緊張性頭痛が多い。これは適度な運動、首周りのストレッチで改善できます。ただ、次第に強まる頭痛は脳腫瘍などの重大な疾患が隠れている可能性があり、検査が必要です」(菅原医師)

また、頭の側面に脈打つような強い痛みを感じる、ものを噛むときに痛むというときは、側頭動脈炎の疑いがある。50歳以上で発症する原因不明の難病で、目の動脈にも炎症が出るため、約1割が失明につながる。

〈突発的で激しい頭痛〉

「40歳以上で普段頭痛持ちではない人が、強烈な頭痛に突然襲われた場合、すぐに病院に行きましょう。クモ膜下出血、下垂体卒中、脳静脈洞血栓症といった重大な病気の可能性が高い。

下垂体卒中では、副腎皮質ホルモンを制御する脳の下垂体が機能しなくなり、すさまじい頭痛に襲われて数日で死に至る。恐ろしい病気ですが、早期に見つかれば手術で治療できます。

脳静脈洞血栓症は、脳の静脈で血が固まる病気で、脳梗塞と違って血液は供給されますが、静脈に流れた血液の行き場がなくなって周囲の脳を圧迫してしまう。頭痛の後に急に変なことを言い出すなど、意識障害を起こす特徴があります」(山中医師)

〈顔が痙攣する〉

顔がピクピクと痙攣する、引きつるような感じがするときは、片側顔面痙攣が疑われる。顔面神経が脳の近くで血管に圧迫されて起きる症状で、動脈硬化や脳腫瘍、動脈瘤が隠れた原因であるおそれがあるため、MRI検査を受けるのが望ましい。