2012.08.06
# 雑誌

世の中、上には上がいる〜私が見た「大秀才」たち

やっぱりあの人は頭がよかった
週刊現代 プロフィール

「大学に入ったらクラスにすごい女性がいて。高校時代、全国模試ではいつも上位に入ってその名を轟かせていましたから、私も名前だけは知っていたのですが・・・・・・」

「決して人の顔色をうかがったり、媚びたりしないし、一切の偏見を持たない。手垢にまみれていない、自分の言葉でパシッという。平塚らいてう先生のような人だと思いました」

「あるとき彼女が私のことを『未知数の女の子』と評してくれたことがあって、それがうれしくて、うれしくて」

若き日の福島党首を喜ばせたその才媛は、当時まだ女性は数少なかった、中央省庁でのキャリア官僚の道を進んだ。

九州の雄、ラ・サール中学・高校で30年以上にわたって英語を教えている栫井秀雲教諭は、ある生徒のことが忘れられないという。

「竹内隆正くんという生徒がいて、彼は全校模試で1位もとったし、上位の常連だった。入学した東大でも、『竹内はどいつだ』と噂になっていたらしいですよ。

彼はセンター試験で800点満点のところ797点を取ったんです。世界史の試験で一問だけ間違えたと言っていましたが、もちろん全国で1番でした。いつもニコニコしていて、クラスでも慕われる存在でしたね。ガツガツするタイプではなく、勉強は家で2時間くらいしかやっていないようでしたね。やはり、理解力が優れていたんでしょう」

そんな竹内氏のセンター試験の結果を聞いたときはさすがに栫井教諭も驚き、どうしてそんな点がとれるのか尋ねてみたという。本人はケロリとして、

「そんなに難しいことじゃないです。余計な先入観をもたずに、問題にそのまま従えば解けます」

と言ったのを教諭は覚えている。

その竹内氏は東大理科Ⅲ類に現役合格して医学部に進み、現在は国立の研究所で基礎医療の研究に従事している。

ところで、「秀才」といえば「努力の人」というイメージが強い。ここで、その究極系とも言える大秀才を紹介しよう。弁護士の山口真由氏('83年生まれ)だ。

東大首席卒業

山口氏は札幌の出身。学習塾とはまったく縁がなかったが、とにかく成績は常にトップで、高校も北海道でナンバーワンの札幌南に進むつもりだった。

しかし、中学3年生の時にたまたま受けた模試で全国1位に。ものは試しと全国クラスの名門校・筑波大附属を受験したところ、合格。せっかくなので、と進学した。ところが入学早々、「田舎者」とからかわれたことで発奮し、そこから「努力」に火がついたという。

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